第15回日本総合診療医学会学術集会
「造る、学ぶ、伝える、総合診療のエクスパティーズ」 開催と演題募集について

大会長ご挨拶
日本総合診療医学会では、昨年、多くの関係者の努力によって「総合診療のコアバリュー」が打ち出されました。「全人的医療」・「EBMを含めた基本的臨床能力」・「連携医療」・「患者中心のアウトカムに基づく医療」を共通の基本理念とした、地域・家庭医療、総合内科、医学教育が示されています。今後、総合診療医には、日々の診療の中で、この「コアバリュー」を実践して行く事が求められているものと考えています。 「総合診療のコアバリュー」実践のためには、個々の総合診療医が多くのエクスパティーズ(実践的な技能やノウハウなど)を身につけなければなりません。また、学会全体としても、常に新しいナレッジを増やし続けて行かなくてはなりません。このような想いを込めて、次回金沢で開催させて頂きます日本総合診療医学会学術集会のテーマを「造る、学ぶ、伝える、総合診療のエクスパティーズ」とさせて頂きました。我々が日常の診療や教育の中で産み出したエクスパティーズを発表し、学び合い、そしてそれらを研修医、学生を含めた将来総合診療を担うであろう後輩たちに伝え、議論して行く「場」として、学術集会を活気溢れるものにしたいと考えています。 「エクスパティーズを造り、学び、伝える場」としての新たな試みとして、ランチを食べながらの「Meet the Professional」セッションや、「Teaching Pearlコンテスト」など、実践に役立つ情報の提供と、討論を重視した企画を考えています。学会員の皆様が現在お持ちのエクスパティーズを、これから総合診療を行おうとしている医師や研修医・学生に伝えることができるように努力することで、より我々自身の理解も深まることと思います。さらに、一般演題は基本的にポスターで行うことを考えていますが、選りすぐった演題を「症例検討」や「診療のエクスパティーズ」の企画などで発表していただく方向で検討しています。 また、我々総合診療医は、地域社会から最も身近な位置に存在する医療者として、プロフェッショナルの規範となるべき存在でありたいと考えています。このことから、学術集会の運営も、学術集会参加者による参加費と、公的な補助のみで行う予定です。従いまして、ご参加の皆様にもご負担をおかけしますが、参加費を10,000円と計画しております。 皆様にとって稔りある会であると同時に、研修医や学生が眼を輝かせて参加してくれるような学術集会を目指しています。何卒ご理解を頂き、多くの皆さんのご参加を、梅の香り漂う季節であろう金沢でお待ち申し上げております。
第15回日本総合診療医学会学術集会会長 小泉順二

日時: 平成19年3月17日(土)・18日(日)
場所: 〒920-0918 石川県金沢市尾山町10-5 石川県文教会館
大会長: 小泉 順二 (金沢大学 総合診療部・総合診療内科)
共催: 北陸総合診療懇話会(福井・金沢・金沢医科・富山)
事務局: 〒920-8641 金沢市宝町13-1 金沢大学医学部附属病院総合診療部・総合診療内科内
tel 076-265-2000(内線3497) fax 076-234-4281(直通)
演題募集要項: 詳細は追ってお知らせします
演題募集期間: 10月下旬~12月初旬
応募方法: Web上に登録サイトを構築予定
演題応募資格: 特に制限はありません(学生、初期および後期研修医の応募も歓迎します)
募集テーマ: 下記のテーマで演題を募集します。テーマ1および12を除いて、発表はポスター形式ですが、一部の演題は口頭発表をお願いする予定です。また、下記テーマ以外の自由テーマによる演題も歓迎します。
1. Teaching Pearlコンテスト (先行オーガナイザを用いた15分間の模擬カンファレンス)
2. 診療の質向上のためのストラテジー
3. 生活習慣の行動変容支援
4. 臓器別専門医との対話
5. プライマリケア専門領域の後期研修制度と専門医制度
6. 延命治療の中止をめぐって:Living Willと家族の希望 
7. 小児診療のエクスパティーズ
8. 心に残った患者さん・エピソード (卒後8年以下の若手の応募を特に奨励します)
9. 頻度の高い症状・病態への対応
11. 臨床疫学・EBMのエクスパティーズ
12. 研修病院・研修プログラム紹介(施設参加料 5,000円)
参加要項
参加費:
医師、メディカルスタッフ:10,000円   
初期研修医・学生:2,000円 (昼食代、ポスターセッションのドリンク、抄録代を含む)  
臨床研修病院紹介への施設参加料:5,000円